ブックタイトル2014
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2014
時代は変わりました。「妖怪は豹変する。本当に長く生きるのは楽しい!」です。標高2600Mころに、コースは大きく左に回りこみ、同時に、急に目の前に「槍ヶ岳」が現れました。「でかい!」「槍ヶ岳だ!」11時00分過ぎに2850M殺生ヒュッテ分岐に到着。12時00分少し前にややバテ気味での足取りで、最後はメンバーばらばらで3060M槍ヶ岳山荘に到着した。早く着いた者にとっては大休止、最後に着いた者にとっては小休止ですが、憧れの山頂は目の前、早速”取り付き“ました。しっかりと「ホールドとステップ」補強がしている岩場とハシゴを登っていると、下山コースを降りてくる”かの「山ガール達」“と遭遇、写真を取り合ったり、今日は槍ヶ岳山荘泊まりとのことで、小屋前で待ってますの声を励みに最後のハシゴに取り付き、12時30分頃頂上に到着しました。眺望はやや雲が出ているが、”良し“とする見事さで、燕岳から大天井、常念、遠く富士山、八ヶ岳が雲間に見えました。残念ながら、先ほどまで見えていた甲斐駒を始めとした南アルプスは雲の中でした。逆の高山側はガスの中で、山頂での記念写真のあと、早々に下山。12時50分頃には槍ヶ岳山荘に戻りました。残りの昼食を食べたあと、”かの「山ガール達」“と記念写真。未熟妖怪の感慨は・・・。「若い女性」と一緒に写真を撮るのは、かつ名前も定かではない「若い女性」と一緒に写真が撮れるとは・・・。心の中で、「好天」とともに、かくも有り難き「場」を頂いた”天“に感謝をしました。なぜかこのチャンスを呼び込んだ「三人の妖怪達」に感謝をすることは忘れていました・・・。13時00分過ぎには槍ヶ岳小屋を後にし、槍沢ロッジへの帰路をたどり始めました。下りの紅葉景観は、また午後の日を受けて、一段と目に映え、昔話を語り、写真を撮り、また景観に感嘆をしながら、三時間半の下りをゆっくりと下りました。15時30分に2094Mの水俣乗越分岐を過ぎて、16時20分頃槍沢ロッジに帰りました。”声掛け妖怪“の一定の法則は「老若男女あまねく」全てには声掛けをせず、「若女」を中心に連れの男も対象となっており、他の妖怪一同も”無言の同意“をしておりました。”唯我独尊妖怪“などの合いの手も明らかに”一定の法則“に順じるものでした。明らかに、”己を省みず、かつ差別的語句“を使えば、「爺さん、婆さんは相手にせず!」です。また子供には必ず声掛けをし、特にその後ろを歩く”ママ“には丁重でした。なぜか今宵の槍沢ロッジ同宿者は”一定の法則“外が多かった。16時20分に帰着のうえ、17時00分近くに入浴と夕食と酒盛りが集中しており、”未熟妖怪“と”修行妖怪“の機敏な判断で、「個室」に変更をした酒盛りは、福島第一原発汚染問題をはじめ、”世を憂うる“酒盛りとなり、前日の盛り上がりとは趣が異なった酒盛りだった。21時00分消灯、明日は下山となる「ひどくユッタリとした就寝」となった。2013年10月7日(月)6時30分槍沢ロッジを出発、上高地への帰路に着いた。天気は昨日より、更に一段の晴天であった。行きかう入山者の人数は5日のそれよりも多く、月曜日にも関わらず、我々同様、休みを取る人達、特に大人数の「旅行会社登山ツアー」組であふれかえっていた。思ったより歩みは遅く感じたが、それほどでは無く、上高地には11時00分過ぎに到着した。余裕ある「下山の常」として、「道草」が多く、歩みも筋肉痛を抱えながら緩やかだった。上高地で食事をして解散、バス組は温泉に入って、13時45分上高地発のバスに乗った。バス待ちのビールをベンチの上で、ひなたぼっこをしながら、ゆったりと飲み、”極楽“、”大満足“の山行でした。*2011年発病以来の「坐骨神経痛」による左足不随は2年間のリハビリ登山のお陰で直りました。今回の「槍ヶ岳山行」で完治宣言をさせて頂きます。誰かが言っていたとおり、”完全完治“はなく、少々・時々の痛みについては”上手に、騙しだまし、付き合い“ながら、死ぬ間際まで、山登りを続ける覚悟と精進を致す所存です。2年のリハビリ山行にお付き合い頂きました皆様、有難うございました。引き続きの山登りなど、お付き合いをよろしくお願い致します。【編集部注】今回の山行のメンバーは奥野さん、田波さん、小玉さん(共に昭和44年卒部)、羽持さん、行武さん(羽持さんの会社の山仲間)とのことでした。Saitama University Wandervogel ClubSaitama University Wandervogel Club3 Saitama University Wandervogel Club