ブックタイトル2014
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2014
卒部以来42年、卒部後も数年間は山行を行っていたが、8月の盆休み前後しか休みが取れず、雨にたたられることが多く、次第に山に行かなくなっていた。還暦を期して山行を再開していたところ、友人の片岡君(46年卒部)から縦走登山できるのもあと数年だろうと話しがあり、63才で会社を退職した。体力の衰えは隠せないが、それなりにトレーニングを行い北岳?聖岳間、7泊8日の縦走に出かけた。8月4日(日)自宅?甲府?広河原?白根御池小屋久しぶりに電車での山行で待ち時間を持て余す。日曜日とあってあずさも満員で甲府まで立ちっぱなしであった。甲府は暑い。広河原行のバスは3台、高校生の集団と同席。若さがうらやましい。11時20分広河原出発広河原から直接白根御池小屋へ向かう。この登りは3回目だがいつ登ってもきつい。分岐から約2時間で登り切った。初日の行動としてはまずまずのペースだ。日曜日であるが思ったより混んでなく、ゆっくり休めた。行動時間2時間20分内田春雄(昭和46年卒部)2013年8月南アルプス縦走報告8月5日(月)御池小屋?八本歯のコル?北岳山荘?間ノ岳?熊ノ平小屋5時40分御池小屋出発天候曇り。冬の降雪量が多かったせいか、大樺沢上部には雪渓がだいぶ残っている。途中鳳凰三山が見えていたが八本歯のコルではガスと風で難儀する。片岡の調子があがらず、北岳はパスする。巻道から北岳小屋をめざす。この巻道は高山植物の宝庫で、しばし疲れをいやす。北岳山荘で早めのランチとし、間ノ岳へ向かう。相変わらずのガスの中、間ノ岳?三峰岳を通過し三国平に着くころ、とうとう雨が降ってきた。井川越ではマルバタケブキの群落に癒され、滑り易い道を熊の平小屋へ向かった。熊の平小屋は仙塩尾根の中間にあり、縦走者が少ないため静かな山小屋で水場も近く快適である。行動時間8時間40分8月6日(火)熊の平小屋?北荒川岳?塩見岳?塩見小屋5時10分熊の平小屋出発天候曇。ガスの中を北荒川岳を目指す。北荒川岳は西側の崩壊が進んでいるため、ルートが昔と一部変わっているうえ、ガスが濃くルート探しに手間取る。昔のテントサイト付近はマルバタケブキの群落があり疲れをいやしてくれた。雪投沢源頭でランチとし、塩見岳を目指す。ここから急登となる。相変わらずガスの中だが、少しずつ回復しているようだ。塩見岳からの下りは転げ落ちるようで、以前の記憶とは全然別の山のような感じだった。天候が回復し、夕焼けがきれいだった。明日からの行程に期待が膨らんできた。昨今山小屋ではバイオトイレが普及しているが塩見小屋のトイレは変わっている。紙おむつを広げたような高吸水性の紙を便器の上に敷き、用を足したら、丸めて汚物保管箱へ投入する。行動時間6時間30分8月7日(水)塩見小屋?三伏峠?小河内岳?高山裏小屋5時10分塩見小屋出発天気晴れ。歩行距離は今回の山行で最長の日。三伏峠までは樹林帯を出たり入ったりのうす暗い道。約3時間で三伏沢源頭到着。ここで水を補給しランチ1とする。タカネマツムシソウ他高山植物の周りをベニヒカゲが乱舞していた。天候が回復したため非常に暑い。烏帽子?小河内岳間は天空の見晴台のようで、塩見、荒川三山の眺めがすばらしい。昨日まではほとんどガスの中だったので別世界のようだ。小河内岳でランチ2とし高山裏小屋を目指す。暑さで疲労がたまったせいか、ここから高山裏小屋までが非常に長く感じられた。高山裏小屋はこじんまりした小屋で、小屋の背面はマルバタケブキをはじめとした高山植物が咲き乱れていた。水場まで往復45分、さっぱりしたが疲れた。小屋の寝具はシュラフで久しぶりであった。夕方微熱があるが、汗が出ない。夜中に3回トイレに起きる。行動時間8時間40分Saitama University Wandervogel ClubSaitama University Wandervogel Club7 Saitama University Wandervogel Club