Home > ブログ > 笹子沢左股

2016年4月30日(土)
笹子沢左股

1.年月日

  2016年4月30日(土) 天気 晴れ

2.メンバー

  中村、中川、清野、古島(記)(中村、古島はS47年卒部)

3.時間

  8:00  新松田集合
  8:55  笹子橋発
  9:35  大滝手前小滝
  10:15  F3上
  10:45  V字谷中間
  11:50  1951ピーク 昼食
  12:10  1951ピーク発
  13:10  笹子橋着

4.山行内容

 8時に新松田駅集合する。メンバーは中村、中川、清野、古島の4名である。
新松田よりいつものように中村の車で中川方面に向かい、笹子橋を過ぎてすぐ右手の「丹沢ホテル時の栖」に向かう道路に入り、少し下った道幅の広い所に駐車する。
 ここで沢装備を整え笹子沢に向かう。笹子橋を渡ってすぐ右手の笹子沢沿いの林道に入り笹子沢上流に向かう。林道は変わった形の岳山堰堤まで続き、ここから沢筋を登って行く。岳山堰堤は太いパイプが縦に設置されておりパイプの間を抜けて、堰堤を超えていく。堰堤からは沢の横に踏み跡がつけられており苦労せず上流に向かう。沢の横の斜面はミツマタが多数生えており、花の跡が小さくしぼんでついている。このあたりの山はミツマタの名所のようで3月頃はミツマタの花を求めて大勢の人が訪れるらしい。
 しばらくすると小さな釜を持った滝が現れ、ここで草鞋をつける。釜の左側をへつって上がり、しばらく進むと笹子沢右股、左股の大滝が現れる。右股の大滝は垂直に、左股の大滝は二段となって落ちており、高さはいずれも25mぐらいの立派な滝である。いずれの滝も直登できそうにない。
 左股大滝手前の左側にルンゼが有りそこから大滝を巻く。ルンゼから右にトラバースをして大滝上に出る。次の10mの滝も登れそうにないので左側を巻き、更にその上の7mの滝も登れず左側から巻く。巻道は踏み跡がはっきりしておらず、トラバースするところは下が緩くグズグズしているので慎重に歩を進める。滝を巻き終えると河原となる。河原を進むとゴルジュのようになり、やがて水もなくなる。小さな滝を簡単に超えていくと5mのオーバーハングした滝が現れ、右側から巻き気味に登る。ここを超えると10mの涸れ棚が現れる。岩が脆くて危険という事なので右手前のルンゼから巻く。中村はルンゼを上がってすぐトラバースして巻いたが、中川、清野がトラバースできずに上に上がって行ったので、中村と中川、清野、古島と二手に分かれる。中村はこのまま沢を進み、しばらくして951mピーク直下に詰め上げた。中川、清野、古島はグズグズのルンゼから小尾根を登り、やがて植林帯を経て屏風岩山と951mピークを結ぶ登山道に出て、10分程で951mピークで待つ中村と合流し昼食とする。
 屏風岩山から二本杉峠までは踏み跡はあるがバリエーションルートであり注意しながら進む。原生林と植林地帯の間を進むが、ブナの原生林が美しい。またミツマタがたくさん生えており最盛期の美しさがしのばれる。二本杉峠からは植林地帯の中にはっきりした道が続いており、神社の横を抜けて茶畑の中を下りれば笹子橋すぐ手前の道路に飛び出し、車までわずかな時間でたどり着く。
 笹子橋で装備を解いた後、新松田で清野を降ろし、途中でお風呂に入っていつもの様に鴨居で乾杯した。
 笹子沢は大滝は見事であったが、滝が少ないのに加えて、大きめの滝は巻かざるを得ないので少し物足りない感じがした。また水も比較的早く涸れるのは残念であった。ただ、あまり人が入っていないようで、巻道は踏み跡が明瞭でなく、足場も緩く滑りそうなので結構神経を使った。次は滝がたくさん有る綺麗な沢を登りたいな。

image1
岳山堰堤

image2
大滝手前小滝

image3
沢装備をする

image5
右股大滝

image4
左股大滝

image6
左股大滝(左古島、右中村)

image7
大滝上F2(高巻)

image8
F2高巻

image9
F3高巻

image10
5m滝

image11
ルンゼ状

image12
オーバーハング涸棚

image13
951mピーク

image14
ブナ林

image15
道路手前の茶畑


カテゴリ:山岳写真の投稿 | コメント(0)

コメントを残す




ページの先頭へ戻る