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2015年9月3日(木)
唐松岳・五竜岳

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1.年月日   2015年9月3日(木) 天気 曇り、4日(金)天気 雨のち曇り

2.メンバー  中村、小島、古島(記)

3.時間

  9月3日
  10:20  八方バスターミナル着
  11:40  八方池山荘発
  12:10  第2ケルン
  13:00  上の樺
  13:30  丸山ケルン
  14:10  唐松岳山荘
  14:40  唐松岳

 9月4日
  6:00  唐松岳山荘発
  7:00  大黒岳下鞍部
  8:00  五竜山荘
  9:00  五竜山荘発
  10:30  大遠見
  11:30  中遠見
  12:30  アルプス平
  13:00  八方バスターミナル

4.山行内容

 東京7時20分発の北陸新幹線で長野に向かう。大宮で小島が合流し、9時前には長野に到着、バスで八方尾根に向かう。このルートは意外に東京から近い。
 八方バスターミナルから10分程歩くとゴンドラ乗場となり、ゴンドラとリフト2本を乗り継いで八方池山荘に到着する。周りはガスっており、視界は良くない。
 八方池山荘で昼食と水を補給したのち、登山を開始する。山荘の脇から木の階段の道を登っていく。ハイキングの人たちが多く、多くの人とすれ違う。30分も歩けば第2ケルンとなりここからは尾根沿いに歩いて行く。尾根にはケルンが多く出てきてしばらくすると八方池を見下ろす場所に来るが、ガスってあまりよく見えない。本来ならば白馬岳から不帰の嶮の稜線が美しく見えるはずなのだが。しばらくすると樹林帯のある下の樺、上の樺に入り扇雪渓の脇を抜けて一登りすれば丸山ケルンとなる。
 ここからは傾斜も少し緩み、トラバース気味に登って行くとガスの中から稜線に飛び出すと、なんと富山側は展望が開け剣岳から立山方面が良く見える。稜線を挟んで信州側だけガスがかかっていた。何かこの展望を得られただけで満足したように感じた。
 唐松山荘は稜線に飛び出した所にあり、その向こうに唐松岳が控えている。山荘で宿泊手続きをした後、唐松岳に向かう。山荘から15分位の登りだが、足が重く呼吸も苦しい中で登頂し、満足な気分で展望を楽しむ。明日行く五竜岳の頂上は雲がかかって全貌が見えない。
 山荘に戻って食堂でビールとウイスキーで乾杯する。しばらくすると外は雨模様となり、明日の天気が気にかかる。
夕食後しばらくして就寝するが夜中に目が覚め5時の起床まで眠れない時間を過ごす。
朝食後6時に出発、ここで小島と別れる。小島は八方に引き返すことになっている。天気予報では明け方から雨が上がることになっているが、小雨であるが雨は降り続いている。
 雨具を付けガスと雨の中を五竜岳に向かう。山荘からしばらくすると牛首の岩場の下りとなり、鎖場が現れる。ガスで周りが見えないため、高度感はあまり感じずそれほど危険な場所とも思えなかった。ただ昨夜の疲労が抜けず、足は重いし心臓はドキドキしてペースが上がらない。中村に少しおいていかれた。大黒岳の鞍部について一休みし、そこからはそれほど急傾斜でない登りをしていくと白岳の肩に出て、そこからしばらく降りると五竜山荘に到着する。雨はむしろひどくなってきた様である。
 五竜山荘でコーヒーなどを飲んで体を温める。五竜岳に登った人たちがちょうど降りてきて様子を聞くと、雨とガスで何にも見えないとのこと。小屋番に天気情報を聞くと天気は今日も明日もこんな天気で変わらないと言われた。天気予報ではよくなると聞いたがと言うと、山の中とは違うと返答された。
 中村と協議して天気が変わらないのという事なので下まで降りることに決定する。1時間程山荘で休憩した後、遠見尾根に向けて出発する。白岳まで登りかえし頂上から急な遠見尾根を下って行く。西遠見に向かって降りて行くとしばらくして雨が上がり、五竜岳側に雪渓が見えてくるが相変わらず五竜岳は雲の中である。階段交じりの急坂をどんどん下って行く。大遠見から中遠見に過ぎるころは太陽も顔を出し始めるが、五竜岳は相変わらず雲の中である。途中で雨具を脱ぎSOYJOYで栄養補給して小遠見に登りかえすと頂上手前でトラバース道に入り、頂上からの道と合流する尾根にぶつかると、展望が一気に開け五竜スキー場から白馬まで一望される。天気も良くなってきて白馬岳方面が少し見えるようになってきた。
 ここからは階段の続く道で、疲れた太ももにビンビン響く。明日以降の太もも痛が思いやられる。地蔵の頭まで来るとリフトがすぐ下に見え、高山植物園の中を下って行けばテレキャビンのあるアルプス平に着く。アルプス平からはテレキャビンで一気に山麓まで下る。山麓について交通機関を調べていたら遠見尾根を相前後して下ってきた人が八方までタクシーを頼んでいたので、同乗させてもらう。八方で八方の湯に入り汗を流した後白馬から特急で東京に向かった。
 今回の山行は、天気に恵まれず五竜の山頂は踏めなくて残念であった。五竜の周りはなぜかいつも雲がかかっていたので、天気の崩れやすい場所かもしれない。もう1泊すればという話もあるが、結果論だと思う。
天気に恵まれれば、素敵な稜線歩きが楽しめるだろう。ただし、遠見尾根は?ですが。ただ唐松岳の稜線に出たときに立山、剣岳が見えたのは感激した。
 2日目は久し振りにバテ気味だったが睡眠不足なのか、体力不足なのか、はたまた高所の影響なのか分らないところもあるが、体力作り(維持)はしっかりやらなければいけないと思った。
9月の初旬はいつも天気が良くないので、来年は時期をずらすかな?

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八方尾根登山案内図

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丸山ケルン

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唐松山荘前から唐松岳

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唐松山荘前から唐松岳

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唐松岳頂上

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唐松岳頂上より唐松山荘

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五竜岳に連なる稜線

写真撮影 古島 潔 (昭和47年卒部)

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