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2018年8月19日(日)
シダクラ沢

1.年月日

  2018年8月19日(日) 天気 曇り

2.メンバー

 中村、中川、古島(記)(古島、中村はS47年卒部)

3.時間

   9:17  奥多摩駅集合
   9:40  惣岳バス停発
  10:05  シダクラ沢出会発
  10:45  2段6m滝着
  11:25  下の大岩着昼食
  12:10  二俣着
  12:50  左岸尾根大岩着
  13:20  大ブナ尾根1000m付近登山道着
  14:20  小河内ダムバス停着

4.山行内容

 9時17分に奥多摩駅に集合する。メンバーは中村、中川、古島の3名である。天気は曇りで気温は夏にしてはやや低めだ。

 奥多摩駅よりバスで小河内ダム方面に向かい、10分程で惣岳バス停に到着する。バス停のすぐ横の階段状の道を下ると旧道に出ることができ、旧道を上流に向かって進むと多摩川を渡るシダクラ吊橋に出合う。シダクラ吊橋は一度に三人しか乗れないようで、歩くと揺れてあまり気持ち良いものではない。橋を渡ればシダクラ沢が左手に流れており、踏み跡をたどって沢まで降り、沢支度をする。

 シダクラ沢はそれほど大きな沢ではないが、水量はやや多い。木立に囲まれた沢で、いつも行く丹沢の明るい沢とは雰囲気が違う。深い森の中を流れている感じで苔むしている所も多い。歩き出すと2~3mの小滝が続き、東京電力取水路に出合う。取水路を超えると水量が若干増えてくる。取水路の先も小さな滝やゴーロが続き、時には倒木もあり意外と労力を使う。しばらくすると初めての大きい滝2段6m2条の滝が現れる。左から簡単に越すと、次々に小滝が現れ、快適に超えて行く。やがて2段6mの滝が現れ、休憩する。この滝を超えると3~5mの滝が続く。滝は苔むしている所が多々あり、滑り易そうなので注意して登る。草鞋のフリクションが良く効き、あまり滑らないが、黒く濡れたところは滑るところもあり、一瞬ヒヤットする。大岩が現れたところで昼食とする。

 傾斜もやや急になって、小滝を次々超えれば大岩の横から流れる5m滝が現れる。倒木のかかっている階段状の左の壁を快適に超える。次の2段5mの滝を左から超え、すぐ上の小さな滝を超えれば二股に到着する。右俣はゴーロの斜面のやや高い位置から水が分散して流れて来るので川床の低い左俣が本流に見える。我々は予定通り右股に進む。滝のようなゴーロのような急斜面を登って行くと、奥の二俣の手前にある右手の尾根の末端に踏み跡らしきものが有るので、沢から離れて急な尾根を登ることにする。途中で右手の尾根の方がのぼり良さそうに見えるので植林帯を右にトラバースして天然林の尾根上に出る。急で滑りやすい尾根を喘ぎながら登って行くと大きな岩が有り、右手から巻きあがると傾斜もやや緩くなる。ここで小休憩を取る。天然林の尾根を少し登ると、右手に向かう踏み跡らしきものが有ったのでそれを追って行く。踏み跡は作業道のようで植林帯をトラバースしており、どんどん尾根を回って行くと1000mピークから北西に降りてくる尾根にぶつかる。尾根にはミッチェルもあり、植林の作業道に使っているようだ。尾根を下ることも考えたが、安全を考え尾根を登れば1000mのピークにわずかな時間で出ることができ、ピークから反対側に少し下ると登山道に出合う。ここから登山道を急降下して行けば満水の小河内ダムに到着する。小河内ダムからはバスで奥多摩駅に向う。駅から5分程の旅荘で温泉に入浴し、さっぱりした後、立川に向かい反省会を行う。

 奥多摩の沢は30~40年ぶりだが、シダクラ沢は奥多摩らしい苔むした木立に囲まれた沢であった。入門の沢と聞いていて簡単かなと思っていたが、滝の難易度は低いものの途中は大きな岩のゴーロが有り、小滝が連続していて意外と体力がいる。また、詰めも踏み跡がはっきりしない滑りやすい急斜面を登るなど、意外とタフである。明るい丹沢の沢とはかなり印象が異なる。丹沢の沢も楽しいが、此れは此れでまた楽しいかな。

 

シダクラ吊橋

 

入渓点付近の流れ

 

小滝が続く

2段6m2条の滝(初めて大きい滝)

 

左側を登る

 

水量のある小滝

 

右側水線を登る

 

 

2段6mの滝(右側 古島)

 

左側から超える

 

 

小滝が続く

 

奥多摩らしい小滝の連続

 

 

3mハングした滝

左側を登る

大岩の滝(左側 中村)

左側倒木の下を登る

大岩上の滝

左側を登る(スタンスが一部ヌメッテいる)

二俣手前(滝の上が二俣)

 

右股(二俣から見上げる)

 

右股の急流を登る

 

 

登山道に出た

 

尾根道から小河内ダムを見る

 

小河内ダム堰堤

 
 


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