2019年3月31日(日)
屏風岩山 2019.3.31
1.年月日
2019年3月31日(日) 天気 曇り
2.メンバー
鵜飼、中村、中川、古島(記) (中村、古島は47年卒部)
3.時間
8:25 新松田集合
9:10 時の栖発
9:45 笹子沢二俣
10:15 屏風岩山南東尾根669mピーク
11:10 屏風岩山東峰手前尾根
11:40 屏風岩山着 昼食
13:00 二本杉峠
14:05 時之栖着
4.山行内容
8時25分に新松田駅集合する。メンバーは鵜飼、中村、中川、古島の4名である。夜半からの雨が上がり、天気が回復してきてホッとする。今回の山行は西丹沢のミツマタを見に行こうと計画した。二年前も同じルートを計画したが雨で中止となったので、今回がリベンジとなる。
新松田よりいつものように中村の車で中川方面に向かい、笹子橋を過ぎてすぐ右手にある「丹沢ホテル時の栖」に向かう。帰りに日帰り温泉に入るということで駐車させてもらう。
ここで装備を整え笹子沢に向かう。笹子橋を渡ってすぐ右手の笹子沢沿いの林道に入り、笹子沢上流に向かう。三年前に笹子沢に沢登りに来た時と同じルートで、懐かしく感じる。二人の女性が前を歩いていて、屏風岩山頂上まで相前後して登ることとなる。林道は変わった形の岳山堰堤まで続き、ここから沢筋を登って行く。岳山堰堤は太いパイプが縦に設置されており、パイプの間を抜けて堰堤を超えて行く。堰堤からは沢沿いに踏み跡がつけられており苦労せず上流に向かう。沢の横の斜面はミツマタが咲き始め、これからの現れる群落に期待を膨らませる。二俣を過ぎ、沢が左に曲がったあたりに赤いミッチェルがあり、左岸の斜面を登って行く踏跡が現れる。ここから669mピークに向かって登って行く。はっきりした踏跡がついており、九十九折のように登って行くとやがて両側にミツマタが現れ、ボンボンの様な花を咲かせている。ミツマタの花は白色だが、花の先だけが黄色く下を向いている。上から見ると白いボンボンに見えるが、下から見ると黄色がのぞき美しい。ただ、それほど大きな群落でないのが残念だ。やがて尾根の上を行くようになり、笹子橋から続く尾根と合流する669mピークに到着する。
669mピークから上はミツマタの群生地と聞いていたので、期待する。植林した尾根を急登して行くと、最初の群生地が現れる。ミツマタの花を縫うように登って行くが、ミツマタの木はあまり密生していなくて、花の数も多くない。下で見た群落と左程変わらず少しがっかりする。さらに急登を続けると第二の群落が現れる。ヒノキの植林の間に黄色い花が詰まっていて、今までの群落と全く違う。これを見ただけで今日の山行は大成功だったと思わせる。また、これだけ咲いていると上から見る白い花もなかなか風情がある。ミツマタの花の間を登りながら満足感を味わう。
群生地を抜けると鹿柵のある尾根を行くようになり、屏風岩山東峰に到着する。東峰から少し下って登り返せば屏風岩山頂上である。頂上には何人か休んでおり、少しにぎやかになった。頂上の展望はあまり良くないが、畔が丸に続く山並みが見渡せる。また富士山が木の間から見えるが、残念ながら頂上は雲がかぶっている。富士山は期待していなかったので、見えただけでも良かったと思う。ここで昼食をとる。
屏風岩山からは二本杉峠に向かって降りて行く。三年前に笹子沢を詰め上がった時はこの途中に出てきたが、記憶が曖昧で見た風景と少し違うように感じる。尾根の途中にミツマタがもう少しあったように記憶しているが、今はあまり咲いていない。細い尾根を急降下し、細い崩れそうなトラバースする道を行くと、二本杉峠に到着する。
二本杉峠からは植林の中に続く道を降りて行く。崩壊地を過ぎて少し下ると、またミツマタが現れる。最後のミツマタを楽しみながら降りて行く。堰堤を過ぎれば道も広くなり、神社の横を抜けて茶畑の中を下りれば、笹子橋すぐ手前の道路に飛び出す。時の栖までわずかな時間でたどり着く。時の栖の温泉で汗を流した後帰路につき、いつもの様に鴨居で乾杯した。
今回の山行はミツマタを楽しむことを目的としたが、皆満足できたのではないかと思う。混雑を避けてバリエーションルートである屏風岩山南東尾根(とは言え踏跡がはっきりしていたのでバリエーションという程ではないかな)を選んだが、静かで楽しい山行ができた。
岳山堰堤
笹子沢沿いのミツマタ
笹子沢から669mピークの向かう
ミツマタが見えてくる
669mピーク手前の尾根
ミツマタ群落地帯が始まる
ミツマタ群落地帯を行く
ミツマタに囲まれて(中央 古島)
ミツマタ満開
ミツマタ群落地帯(左 古島、中央 中村)
群落地帯を抜けて行く
上から見ると白い群落
屏風岩山への登り
屏風岩山頂上
二本杉峠に向かう急な山道
ミツマタに囲まれ細川橋に向かう植林地帯を下る
ミツマタの花
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