2020年8月4日(火)
八ヶ岳天狗岳 2020.8.3~8.4
1.年月日
2020年8月3日(月)、4日 天気 3日 曇りのち雨 4日 晴
2.メンバー
中村、中村(輝)、中川、中川(礼)、古島(記)(中村、古島は47年卒部)
3.時間
7:50 初狩SA集合
9:35 唐沢鉱泉発
11:50 第一展望台着
12:50 第二展望台着
13:50 西天狗岳着
14:30 東天狗岳着
16:30 黒百合ヒュッテ着
19:30 唐沢鉱泉着
4.山行内容
花の時期の夏山に行こうと相談して、八ヶ岳天狗岳に行くことにする。前の週で計画していたが、今年の梅雨はなかなか明けず、梅雨明けの見込まれる8月3、4日に時期をずらす。小島は予定調整ができず、残念ながら今回は不参加となる。
7時50分集合だが7時40分頃には初狩SAで中村夫妻、中川夫妻の乗った中村車と合流する。天気は曇りだがそれ程悪くはなさそうである。中央高速を松本方面に向かい、諏訪南ICで降り、唐沢鉱泉に向かう。三井の森ゴルフ倶楽部を過ぎれば砂利道となり、しばらく行くと唐沢鉱泉に到着する。唐沢鉱泉に来訪の意を告げ、駐車場に車を入れて早々に山支度を整える。
唐沢鉱泉の前で黒百合ヒュッテへの道を分け、西天狗岳への道に進む。沢を渡るとすぐに緩い登りとなる。八ヶ岳らしいシラビソの樹林帯をゆっくりと尾根に向かって登って行く。前日までの雨のせいか、濡れて滑りやすい道である。それ程傾斜はないがジグザグと登りながら行くと、やがて山腹を進むようになり、尾根の上に出る。広い尾根の樹林帯を登って行くと右手が開けた場所に出て、第一展望台に到着する。シャクナゲが数輪咲いている。眼下には夏沢鉱泉に向かう桜平駐車場が見え、ずいぶんと登ってきたことが察せられる。赤岳方面はガスの中か見ることができない。ここで昼食とする。
少し下って登り返すと第二展望台に到着する。夏沢峠の山小屋や根石岳がすぐ近くに見える。西天狗岳もマル印の登山標識のある岩場の上にそびえており、最後が急登であることを知らされる。第二展望台から急下降し、西天狗岳へ登り返す。大きな岩がゴロゴロしていて登りづらい。登山標識を見つけながら、ルートを外さないように登って行く。急登なので手足をフル稼働して進む。高山植物を期待していたが、時折見かけるだけで期待外れだ。岩場がなくなりハイマツ帯を進むと西天狗岳に飛び出す。頂上からすぐ前の東天狗岳や根石岳、硫黄岳方面が望める。残念ながら赤岳方面は雲の中である。
西天狗岳から急坂を下り、登り返せば東天狗岳である。東天狗岳着14時30分なので計画より遅れ気味だ。東天狗岳からは相変わらず岩の下りだ。大きな岩のところに天狗の奥庭経由の道と中山峠経由の道の分岐がある。我々は天狗の奥庭経由の道を行く。あとで考えると中山峠経由の道の方が時間も短く、正解であった。岩のゴロゴロした道で歩きづらく、ルートも間違いやすい。なかなかピッチも上がらず、時間が過ぎる。この頃から雷の音がして雨がパラつくが、幸いな事にひどくはならない。小さな池を右手に見た後、急な下りを行くと黒百合ヒュッテに着く。黒百合ヒュッテ周辺は、もう夕刻なのでのんびりした雰囲気が漂っている。
黒百合ヒュッテからは樹林の中の道を行く。傾斜は急ではないが丸い岩が多く、濡れて滑りやすいので歩きづらく、ピッチが上がらない。雨が降ってきたので雨具を付け、慎重に下っていく。このままだと唐沢鉱泉に着くのが遅くなりそうなので、中川夫妻に先に行ってもらう。古島と中村が中村(輝)を挟むようにして下っていく。渋の湯分岐を過ぎると日没も近づき、だいぶ暗くなってきたので、ヘッドランプを点灯し慎重に下って行く。高度計を見ながらあとどの位か考え、それほど遠くないと思いながら下って行く。山腹を巻くように降りていくと右手に唐沢鉱泉の明かりが見え、もうわずかな距離で着くはずだと考える。右に曲がり下っていくと沢のほとりの平なところに出て、前方にライトが見える。中川夫妻が心配して、迎えに来てくれている。無事到着したことを喜び合い、しばらく行けば唐沢鉱泉に着く。唐沢鉱泉のおかみさんにも心配していたようで、無事帰ってきたことを喜んでくれる。
唐沢鉱泉に入ってすぐに温泉に向かう。浴槽も大きく気持ちよい風呂だ。一日の汗をすっかり流してリラックスする。入浴後生ビールで乾杯し、食事をする。野菜がおいしいのだが、緊張が解けないのか食が進まない。生ビールを飲んで少し戻ってきたが、結局少し残してしまった。部屋に戻ってチョコッとお酒を飲みながら反省会と雑談をした後、就寝する。
翌日、朝一番で入浴し、リフレッシュした後朝食にする。今朝は美味しい料理をいっぱい食べることができる。宿を出る前に鉱泉の源泉を見学し帰途に就く。途中で地元の特産物店に寄り、お土産を買う。
今回の山行は予定時間より遅くなり、夜までかかる厳しい山行となった。歩き方を見ていると、しっかり歩いていたので、体力的には大丈夫だと思っていたので、時間がかかっても一歩一歩怪我しないように歩いた。夜になってしまったが、無事降りて来る事ができて良かったと思う。
本来は花がいっぱい咲いている場面を想定していたのだが、あまり咲いてなく、残念だった。時期なのか、場所なのかもう一度考えてみたい。北八ヶ岳は冬を除いて初めてだったが、雰囲気は分かったような気がする。もう一度良い時期に来てみたいと思う。また唐沢鉱泉も再訪したいと思う。
唐沢鉱泉
西天狗に向かって樹林帯を登る
樹林帯で休憩
第一展望台を目指す
第一展望台
第二展望台
西天狗岳
西天狗岳の岩場
西天狗岳頂上(左端中村、右端古島)
東天狗岳
東天狗岳頂上
天狗の奥庭
天狗の奥庭
黒百合ヒュッテ
石楠花
ゴゼンタチバナ
ミヤマダイコンソウ
トウヤクリンドウ
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